うっすらと生きづらさを感じるほんとうの理由③
怒りを感じた時、飲み込んでいませんか?ちゃんと怒れていますか?
「怒り」は決してネガティブな感情ではありません。あなたの大切な価値観を守るための、大切な心のサイン、NOを言う練習が生きやすさを作る理由についてのおはなしです。
生きづらさと感情表現の関係
これまで多くの方々の「生きづらさ」についてお話を聞いてきました。
特に女性は、家庭や職場、または友人関係の中で、知らず知らずのうちに自分の感情を抑えていることが多いのではないでしょうか。
「本当は怒りたいのに、怒れない」「NOと言いたいけど言えない」といった状況に心当たりがある方も少なくないはずです。
こうした感情の抑圧が、生きづらさの大きな原因になっていることはよくあります。
特に「怒ること」に対してネガティブなイメージが強く、怒りを表現するのを避ける女性は本当におおいんです。
けれど、それがかえって他人に軽んじられたり、自分自身が大きなストレスを抱え込んでしまう原因になりがちです。
感情を健全に表現することは、心身のバランスを保つ上でとても大切な要素です。
感情を上手に表現し、「NO」を言う練習を通じて、もっと生きやすくなるための方法をお伝えしていきますね。
感情を表現することって、とても大切です!
感情を押し殺す理由は、周りの人からの過度な期待や過去の苦い経験(または成功体験であるときも!)そして周りからの目を気にすることなど、さまざまです。
特に日本では、感情をあまり外に出さない方が「美徳」とされる風潮が根強く残っていますよね。
けれど、感情を押し込めることは、心と体に大きな負担をかけてしまいます。
感情を表現することができると、自己肯定感が高まります。
周りとの関係も実はよりスムーズになりやすいんです。
怒りや悲しみ、喜びといった感情は、誰にでもある自然なもの。
それを適切に伝えることで、ストレスを解消し、心の安定を取り戻すことができるのです。
特に「怒り」を健全に表現することは、人間関係を築く上で重要なスキルの一つです。感情は抑えるのではなく、正しく表現することが大切です。
怒れないと軽く見られます
女性が「怒れない」ことは、他人に軽く見られる原因になりがちです。
特に、怒りを表現しないことで、自分の意見や意思がないように受け取られてしまうことがあります。
これが続くと、相手に「この人は何をしても怒らない」と思われ、結果的に自分が不利な立場に追い込まれてしまいます。
怒りを適切に表現できないことで、相手の言動を許してしまったり、関係が一方的になってしまい、バランスを崩しやすいんです。
こうした状況は、あなたの心の負担を増やすだけでなく、長期的には人間関係にも悪影響を与えてしまいます。だからこそ、感情を抑えず、適切に「怒る」ことが必要なのです。
NOを言う練習の重要性
とはいえ、怒れない人がいきなり怒る、というのもかなりハードルが高いものですよね。
なので、スモールステップとして「NO」なことを「NO」と言うことからスタートです。
「NO」は、自己を守るための大切なスキルです。
特に日本社会では、他人の期待に応えることが重視されてるので、NOと言うことに抵抗を感じる方が多いかもしれません。
けれど、自分の気持ちを無視して相手に合わせ続けると、次第に心のバランスを崩し、ますます生きづらくなってしまいます・・・!
最初から大きなことに対してNOと言うのは難しいかもしれません。ですので、まずは小さなことから始めましょう。たとえば、「今日は無理です」といった断りのフレーズを使う練習を日常の中で行ってみてください。
そのとき、矛盾するようですが感情を込めなくても大丈夫です。
「今日は無理です」というフレーズをただ、口にする。その練習を重ねることで、少しずつ自分の感情や意思を尊重することができるようになります。
まとめ
感情を表現することは、生きづらさを解消するための重要な要素です。
女性にとって、感情を抑えたり、他人に合わせすぎたりすることで、自分自身を犠牲にしてしまうことが少なくありません。
けれど、感情を適切に表現し、自分の意思を伝えることは、あなた自身を守り、より健全な人間関係を築くためにとても大切なことです。
やさしいあなたが「怒れない」自分を責める必要はまったくありません。
少しずつ感情を表現することや、NOを言う練習を始めてみましょう。
自分の気持ちに正直になることで、あなた自身がもっと生きやすくなるはずです。まずは、日々の小さなことから、自分の心を大切にしてあげる選択をしてみてくださいね。
無理なく、一歩ずつ。これもお稽古の一つです。