うっすらと生きづらさを感じるほんとうの理由④
生きづらさを感じる背景には必ずと言っていいほど、不安があります。
女性は不安になりやすい生き物です。なぜかというと「受け取るチカラ」がもともとすごいから。
無意識で、感じたことすべてを受け取ろうと自動的に思ってしまう人がほとんどです。
~周りの空気、流れるニュース、目の前の人の顔色~
いろんなことを受け取ってしまっているうちに、あなたの中に不安が溜まっていきます。
知らない間にドンドン重くなっていくと漠然とした生きづらさに形を変えていきます・・・今日は不安の上手な扱い方についてのおはなしです。
生きづらさと不安の関係
多くの女性が漠然とした「生きづらさ」を感じています。
特に40代以降、家庭や仕事、人間関係など、複数の責任が重なり、ストレスを抱えることが増えてくる時期です。その背景にある「不安」についてのおはなしです。
女性はもともと感受性が豊かで、無意識レベルで周りの状況や他者の感情に敏感に反応しています。
他人の期待や社会的なプレッシャーに影響されやすく、気づかないうちに不安をどんどん抱え込んでしまいます。
けれど「不安」を感じること自体は決して悪いことではありません。不安は心の黄色信号SOSのようなもの。私たちが何かに対処する必要があることを教えてくれているサインです。
不安だと感じている自分に気づくことの重要性
一番のポイントは、不安を抱えていることに気づいていない人が意外に多いっていうことです。
ネガティブな感覚をあえて見ないようにしている人も多いでしょう。日々の忙しさの中で、自分の心の声に耳を傾ける余裕がなく、放置している間に、知らず知らずのうちに心の中で不安が大きくなってしまうこともあります。
まずは「自分は不安を感じているんだ」と気づくことが第一歩。不安に気づくことで、初めて自分の心のケアができるようになります。気づくことは、不安を解消するための大きな一歩であり、心の余裕を取り戻すための本当に一番大切で重要なステップです。
不安は「自分」ではないという理解
不安に気付いたとき、多くの人は「自分はダメだ」「なんでこんなに不安になるんだろう」と、自分自身を責めてしまいがちです。けれどそれは間違いなんです。
不安はあなたの本質ではなく、湧いてきたただの一時的な感情です。つまり、不安そのものが「あなた」ではないのです。ここ、とっても大きなポイントです。
この考え方を知ることで、不安を抱えている自分を否定せず、ただただ眺めるように客観的に不安と向き合うことができるようになります。「私は不安な人間だ」と思い込むのではなく、「私は今、不安を感じている」という風に、自分と不安を分けて考えることで、不安に振り回されにくくなるのですよ。
不安を脇に置くという習慣の重要性
不安を感じたとき、無理にそれを消そうとするのは逆効果です。不安と戦うよりも、一度「脇に置く」という習慣を身につけることが大切です。これは不安を無視するのではなく、距離を置いて、冷静にその感情を見つめる方法です。
不安に囚われと、まるで洗濯機の中でグルグル回っているかのような答えが出ない思考に時間を取られてしまいます。すると、身体も心も疲労困憊になってしまいます。
たとえば、すぐにできるのは深呼吸。そして、今、不安だねーと自分の内側に話しかけること。それだけで、不安と自分の間に境界線を引くことが出来ます。すると、不安を大きくさせてパニックになることを防げます。
そしてそのあとに、今やっていることに集中する時間を意識的に作ることで、さらに不安から距離を置くことができます。小さな習慣を積み重ねることで、次第に不安に捕まらなくなっていくんですよ。
まとめ
生きづらさを感じる原因は、私たちが日々抱える不安にあることが多いです。
特に女性は、感受性が豊かで他人の期待や社会のプレッシャーに影響されやすく、不安を抱え込みがちです。
けれど、不安を感じることは決して悪いことではありません。不安は心のSOSであり、それに気づくことが自分をケアする第一歩です。
大切なのは、不安を自分の一部だと捉えず、ただの一時的な感情だと理解すること。そして、その不安を無理に消そうとせず、自分に「不安なんだね」と声掛けをして距離を取るという習慣を身につけることで、簡単に心に余裕がよみがえります。
日々の生活の中で、小さな習慣を積み重ねていくことが、あなたの心を軽くし、生きづらさを感じにくくする鍵となるものです。今日からぜひ、自分への声掛けをやってみてくださいね。そして、不安に振り回されず、いつだって、自分らしさを真ん中に心地よい毎日を送れますように。