うっすらと生きづらさから抜けていく方法
ネガティブな感覚が出てきたとき、どうしていますか?
たくさんの受講生さんを見ていて思うのは、
皆さん、一人残らず自分に厳しいなぁ、ということ。
私自身ももれなくそうでした。
ネガティブが出てきたとき、反射的に無理ポジ変換していませんか?
「また私、こんなことを気にしてる…」「もっと前向きにならなきゃ…」そんなふうに自分を責めてしまうこと、ありませんか?普段、家族のために頑張っているあなたも、そんな瞬間があるかもしれません。
最近ではとにかく「ポジティブ思考が大事」と言われることが多いけれど、それを無理に自分に押し付けてしまうと、かえって苦しくなることもあるんです。実は、その無理なポジティブ変換が、あなたの心に余計な負担をかけているのかもしれません。
自分をジャッジしていませんか?
「ちゃんとしなきゃ」「もっと努力しなきゃ」と、あなた自身に厳しくしていませんか?その「ジャッジ」が、生きづらさを引き起こす原因になっているかもしれません。
例えば、ちょっと疲れて家事を後回しにしたときに、「怠けちゃダメ!」と心の中で×(バツ)を付けること。これがジャッジです。
その小さなジャッジが積み重なると、どんどん自分を追い詰めてしまいます。まずは、その厳しいジャッジをしていることに、気づくこと。
そして、気が付いたときがスタートですから、少しずつ少しずつでも「あ、やめよ!」ときめることから始めてみてください。
無理にポジティブにならなくていいんです
ポジティブでいることは素敵なこと。でも、無理に「明るくならなきゃ」と感じていると、自分の本当の感情を押し殺してしまうことがあります。
例えば、落ち込んだ時に「大丈夫、元気を出さないと」と自分を無理に奮い立たせるのは、逆に疲れてしまいますよね…
自然な感覚に逆らわずに、「今はこう感じているんだな」と、そのまま受け入れてみる。それだけで、心はホッと一息つけるのです。
なぜならそれが、あなた自身があなたを支えている第一歩になるからです。
そのポジティブ、本当にあなたのため?
「いつも明るくて元気な人が素敵」
――そんなイメージ、どこかで抱えていませんか?
でも、そのポジティブさは、実は他人の期待や世間の価値観かもしれません。
自分らしさがわからなくなるのは、他人の理想に影響されて、いつのまにかそれを自分の理想にしてしまったり、社会のプレッシャーに合わせてしまっているから。
その姿は「ありのまま」の自然体とは真逆な方向に進んでいます。
自分を取り戻すためには、まず「誰かの理想」を生きるのではなく、自分の心の声に耳を傾けることが大切です。
自然な自分を取り戻すために
まずは、自分に厳しいジャッジをやめてみましょう。
理想の誰かを目指して、自分もがんばらなきゃ!
「〇〇でなければならない」という考えを少し緩めてみてください。
家事や仕事でちょっとミスした時でも、「まあ、今日はこれでいいかな」「こんなこともあるよね」と思うことで、心がふっと軽くなることがあります。
それが自分を受け入れること、許すことです。
その小さなステップが、自然な自分を取り戻す第一歩です。
無理に「自分らしさ」を探そうとしなくても、大丈夫。自分を責めずに、少しずつ「本当の自分」が戻ってくるのを感じてみましょう。
まとめ
ネガティブな感覚が出てきたときは、無理にポジティブに変えなくていいんです。
まずは自分を厳しくジャッジするのをやめて、ネガティブ感覚をそのままただ「そうなんだ」と受け入れてみましょう。
ポジティブでいることが「誰かの求められてきた理想」でないかを意識し、自分の心の声を大切にすることが、自分らしさを取り戻すカギです。
自然体をとりもどしたいならば、小さなことから少しずつやってみてください。湧いてきた感覚を自分でそのまんま受け止めて、それを許して過ごすことで、生き楽さんへの変容に少しずつ近づいていくのです。