「自分に厳しくしてしまうのはなぜ?不安との意外なつながりと解決策」
今日は、自分についつい厳しくしてしまうことについてのお話です。
~自分に厳しくしてしまうのはなぜ?不安との意外なつながりと解決策について~
自分に厳しいのはどうしてですか?
「自分に厳しい人」は一見、強くて素晴らしい存在に思われますが、
その背景にはいくつかの心理的な理由が隠れています。
多くの場合、それは「自分はこうあるべきだ」という自らの理想像や、
他人の期待に応えたい気持ちから来ているものです。
例えば、「弱さを見せたくない」「良い自分だけを認めたい」という気持ちが強すぎると、
失敗や挫折に対して過剰に反応してしまいます。
その結果、いつも自分にプレッシャーをかけ、思い通りにいってもいかなくても
「自分がまだ足りない」と感じてしまいます。
このように、厳しすぎる自己評価は、実は心の負担を増やしていることが多いのです。
「よき存在」へのこだわりとその問題点
「失敗してはいけない」「自分は人の期待に応えなければいけない」という考え方が強いと、いつも「よき存在」として行動しなければいけないと感じます。
これは一見、立派に見えますが、同時に自分を強く縛ってしまう原因にもなります。
理想の自分像にこだわりすぎると、少しでもその基準に達しない自分を「ダメだ」と否定してしまいます。
結果として、自分の弱さや不完全さを受け入れることができなくなり、
常にこのような状態では、本来の自分を認めることは難しく、自己評価のバランスが欠けてしまうのです。
心の奥底にある不安について
「自分に厳しい人」のこころには、深い不安が隠れています。
ですが、不安を抱えていることに気付いている人は少ないものです。見ないふりをしてしまうからです。
厳しくすることで「まだできる、もっとできる」と自分を勇気づけているようでいて、
心の奥には「自分はまだ準備中だ」という不安モードが潜んでいます。
自らの批判が心の中で根を張って、知らないうちに自分を追い詰めている状態です。
ありのままを見れるようになるためにも
不安な時は、ものごとをありのまま見ることはできません。不安というフィルターを通して、世界を眺めています。
自分に厳しくいると、不安は消えません。
失敗や弱さも含めて自分だとを認めることで、外からの評価に振り回されなくなり、心が軽くなります。
すると、あ、今まで自分は、自分の人生の主人公ではなかったんだ、とはたと気が付きます。
自分の良い面だけを見ようとすると、失敗や挫折に直面した際に自己評価が大きく揺れて、受け入れられず、自分の外側に「主人公の席」を明け渡してしまうことになります。
自分の人生なのに、自分の人生を生きれていない状況です。
不安解消のためには、自然の中に行くのがおすすめ
じゃぁ、どうしたらいいのってことになるんですが
自分の中で認めたくない弱さやずるさや、嫉妬や妬みや諦めなんかを持っている自分のまんまで、
木のそばを散歩したり、海を見に行ったり。そんな時間がなければ、ただ空をぽかんと見る、そんな時間をとってみてください。
イメージとしては、その中に溶けていくような、一体化していくような感覚です。
海で波を見ていると、どこからどこまでが自分がわかならなくなるような体験はありませんか?
人はその時、自意識から解放されています。
そのモードがありのままのあなたそのものです。
まとめ
自分に厳しい人は、他者や自分の中にある理想の姿になろうとするあまり、知らずのうちに心に負担をかけています。
その背景には、「良い存在でありたい」 」という気持ちや、他人の期待に応えたい心理が隠れており、これが不安の原因です。
自己批判や不安を考えるためには、失敗や弱さも含めてありのままの自分を受け入れることが大切です。
また、自然と触れ合い、心をリセットする時間を持つことで、不安を感じにくくなり、少しずつ自分に優しく接することを意識してみてください。
誰かの期待に応えようとするとき、あなたは自分の人生の玉座に、自分以外の誰かほかの人を座らせてしまっているのです……