うっすらと感じる生きづらさの奥にあるもの
理由のない漠然とした生きづらさの奥に潜んでいるのは「母親との関係」です。
今日は「うっすら感じる生きづらさの理由」を母親との関係から紐解きます。
母親との関係は、私たちが生まれて初めて築く人間関係。だからこそ、母親の価値観や考え方が、幼少期のあなたの生き方、物の見方、考え方に大きな影響を与えてきました。
今のあなたから見た母親はどうでしょうか?かつては神と呼んでいいほど?絶対的な存在だと思いこんでしまっていた母親は、今ではただの年老いた一人の女性だとわかります。
けれど、実はずっとそうでした。あなたが幼い時も、母はただの中年女性でした。今のあなたと同じように完璧ではない、ただの人でした。
母親との関係がすべての人間関係の始まりです
母親の影響を強く受けているのは、仕方がないことです。母親(もしくは母親役)がいなければ、あなたは自力でご飯を食べることも、暖かで心地よい寝床を確保することも、肌ざわりのよい清潔な肌着を着ることもできなかったからです。
そういった意味で、彼女は強大な影響力をもっていました。
赤ちゃんのあなたは、彼女の価値観や考え方も、時に間違いがあるなんて想像もしていませんでした。
母親の価値観を引き継いでいませんか?
「〇〇でなければならない」「△△するべき」という考え方を、今でも自分のものだと思い込んでいませんか?
その考え、もしかすると母親から引き継いだもので、無意識のうちにあなたの行動や判断を縛っているのかもしれません。大切なのは、今のあなたの視点で母親の価値観を見直してみること。
母親はただの一人の女性。彼女が大切にしてきた価値観は、必ずしもあなたの人生にフィットしているとは限りません。
逆パターンもあります
反対に「あぁはなりなくない」や「かわいそうな人だ」といった対象として、母親を見ていた場合、強く意識しながら反発を繰り返してきたというパターンもあります。
が、取り入れすぎも、反発しすぎもじつは同じ表現です。
いつだって意識せざる負えない「母親」が真ん中に存在しており、自分自身を真ん中には据えていないからです。
どちらにせよ、彼女の影響下にいます。
母親との関係を見直し、自然な自分を取り戻すためにできること
じんわりいつも感じている生きづらさの奥には、母親から引き継いだ価値観にあるかもしれません。
母親はもはや絶対的な存在ではなく、あなたと同じ一人のただの人。
今のあなたにとって本当に大切なのは、彼女から無意識に受け継いできた価値観にまず気が付くこと。そして今の自分にとって採用したほうがいいことなのかを見直すこと。
あなたがたとえば、自分責めをしてしまう癖があったとしたら、あなたがあなたに言っているのではなく、あなたの心の中にいる母親の声かもしれない、と振り返ることはとても大切なことです。
「わたしはダメだ・・・」「またできなかった・・・」といった心のつぶやきは
「いったい、誰がわたしにいってるんだろう?」
そんな素朴な問いかけが自分を救うきっかけになるかもしれません。自分らしい生き方を見つめ直すときに必要なのは、母親との関係を見直すこと。そうすることで、自分にとっての自然な自分を取り戻す大きなきっかけを手に入れることが出来ます。